個人事業主におすすめのレンタルサーバー5選！初心者向けに選ぶ際のポイントも解説
個人事業主がホームページやブログを立ち上げる際に欠かせないのが「レンタルサーバー」です。サーバーの性能や使いやすさは、サイトの表示速度や安定性に直結し、集客や信頼性にも影響を与えます。しかし、初心者にとっては「どのサーバーを選べばいいの？」と迷ってしまうことも。本記事では、初めての方でも安心して使える個人事業主向けのおすすめレンタルサーバー5選と、選ぶ際に押さえるべきポイントをわかりやすく解説します。
個人事業主がレンタルサーバーを使うべき理由
個人事業主として事業を始めると、「ホームページを作りたい」「メールアドレスに独自ドメインを使いたい」といったニーズが生まれます。こうした要望に応えてくれるのがレンタルサーバーです。無料サービスも存在しますが、信頼性や拡張性を考慮すれば、有料のレンタルサーバーを導入することが個人事業主にとっておすすめです。ここでは、レンタルサーバーを使うべき理由を3つに分けて解説します。
独自ドメインのメールアドレスで信頼性アップ
個人事業主が事業用にメールを使う際、GmailやYahoo!メールといったフリーメールを利用するケースも少なくありません。しかし、取引先やクライアントの立場から見れば、「○○@gmail.com」ではビジネス感が薄く、信頼性に欠けるという印象を持たれる可能性があります。
そこで活用したいのが、レンタルサーバーと独自ドメインの組み合わせです。レンタルサーバーを契約することで、メールサーバー機能も利用可能になります。独自ドメイン（例：@yourcompany.jp）を取得し、これを使ったメールアドレスを設定すれば、「この人はしっかりと事業をしている」という信頼感を与えられます。
特に、初対面の相手に対する第一印象や請求書・見積書に記載するメールアドレスとして、独自ドメインは非常に効果的なブランディングツールになります。
ホームページやブログを簡単に運営できる
個人事業主にとって、自身の事業やサービスを紹介するホームページは名刺代わりとも言える存在です。また、情報発信のためにブログを活用する人も増えています。レンタルサーバーを契約すれば、これらを手軽に運営できる環境が整います。
多くのレンタルサーバーは、WordPressの簡単インストール機能を搭載しており、初心者でも数クリックでサイト構築が可能です。さらに、サイトの表示速度やセキュリティ対策などもレンタルサーバー側が対応してくれるため、技術的な知識がなくても安心してホームページ運営が可能です。
自作サイトだけでなく、外注したデザイナーや制作会社と連携する場合にも、レンタルサーバーとドメインを自分で管理しておけば、将来的な引き継ぎや拡張性にも柔軟に対応できます。
レンタルサーバー費用は経費として計上できる
個人事業主がレンタルサーバーを契約するもう一つの大きなメリットは、費用を事業経費として計上できることです。レンタルサーバーの月額料金や独自ドメインの取得・更新費用は、業務に関連するものであれば、全額を「通信費」または「広告宣伝費」などとして確定申告で経費処理が可能です。
とくにホームページやブログを使って集客や販促活動を行う場合、その維持管理にかかるコストは事業継続に必要な支出とみなされます。会計ソフトを使って簡単に記帳できる点も、個人事業主にとって嬉しいポイントです。
また、レンタルサーバーには「無料お試し期間」を設けているサービスも多く、導入のハードルが低いことも魅力。費用対効果を確かめてから本契約に進むことができるため、初めてのレンタルサーバー選びでも安心して始められます。
参考：個人事業主（フリーランス）におすすめのレンタルサーバー７選【徹底比較】
初心者でも失敗しない！レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーは、個人事業主が自分のホームページやブログ、独自ドメインメールを運用するために不可欠なインフラです。しかし、初めての導入となると「どれを選べばいいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。とくに初心者の場合、安さだけで選んで後悔するケースも珍しくありません。
そこでこの章では、初心者の個人事業主でも安心して選べるレンタルサーバーのポイントを5つに分けて解説します。「個人事業主」「おすすめ」「レンタルサーバー」というキーワードを意識しながら、それぞれの観点でどのような基準で選べば良いかを詳しくご紹介します。
月額料金とスペックのバランス
まず最初に注目すべきは、「月額料金」と「スペック（性能）」のバランスです。レンタルサーバーの料金は、安いものでは月額100円台から、高性能なものだと数千円台まで幅があります。個人事業主の場合、予算を抑えながらも、必要十分な性能を確保できるプランを選ぶことが重要です。
たとえば、ロリポップ！やカラフルボックスのライトプランは、月額500円前後でWordPress運用が可能なため、ホームページを開設したばかりの個人事業主には特におすすめです。一方で、アクセス数の多い事業用サイトや、安定性を重視したい人は、月額1,000円以上のプランで高スペックサーバーを選ぶのが安心です。
注意したいのは、「安さ重視」でスペック不足のサーバーを選んでしまうと、表示速度の遅延やサーバーダウンのリスクがある点です。料金だけでなく、CPU・メモリ・ディスク容量・転送量の上限などを確認し、事業規模や成長性に見合ったプランを選ぶようにしましょう。
WordPress対応や自動インストール機能
個人事業主がホームページやブログを作成するうえで、最も多く使われているのが「WordPress（ワードプレス）」です。そのため、レンタルサーバーを選ぶ際にはWordPressに対応しているかどうかが大きなポイントになります。
多くのレンタルサーバーでは、「WordPress簡単インストール」機能を提供しており、わずか数クリックで初期設定が完了するため、Web制作の知識がなくてもすぐに使い始めることが可能です。特にConoHa WINGやエックスサーバーは、WordPressに最適化された環境が整っており、初心者にも扱いやすいと評判です。
また、WordPressを複数サイトで使いたい場合は、「マルチドメイン対応」「データベース数の上限」などもチェックポイントとなります。成長段階で事業サイトを増やす可能性があるなら、スケーラビリティのあるプランを選んでおくと安心です。
参考：個人事業主・フリーランスにおすすめレンタルサーバー7選を比較！メールアドレスや自サイトに最適なサーバーを解説
表示速度と安定性の高さ
レンタルサーバー選びで見落とされがちなのが、「表示速度」と「サーバーの安定性」です。しかしこれは、ユーザー体験やSEO評価に直結する非常に重要な要素です。
たとえば、表示に数秒かかるようなホームページでは、訪問者が離脱する確率が高くなります。また、Googleはページスピードを検索順位の評価指標の一つにしているため、サーバーの応答速度が遅いとSEO的にも不利になります。
おすすめのレンタルサーバーとしては、ConoHa WINGやエックスサーバーが代表的で、いずれも高速SSDやLiteSpeed、HTTP/3などの最新技術を導入し、高速化と安定性を両立しています。また、稼働率99.99%以上を公表しているサービスも多く、突然のサーバーダウンといったトラブルのリスクも最小限に抑えられます。
特に個人事業主にとっては、少ないチャンスを確実に成果に繋げるために、「サーバーの安定稼働」は最優先事項といえます。
セキュリティ対策とバックアップ機能
個人事業主が扱う情報の中には、顧客データや請求書、取引内容といった機密性の高い情報が含まれることも少なくありません。そのため、レンタルサーバーには十分なセキュリティ機能が備わっていることが必須です。
SSL証明書（https化）はもはや標準ですが、無料で独自SSLを提供しているかどうかは必ずチェックすべきポイントです。また、不正アクセス対策（WAF・IPS・自動ブロック機能）や、ウイルススキャン、迷惑メールフィルタなども備わっていると安心です。
さらに、定期的な自動バックアップ機能があるかどうかも重要です。万が一、WordPressが壊れたりデータが消えたりしても、バックアップから復旧できる体制があれば大きな損失を回避できます。エックスサーバーなどは、過去7日分のバックアップが無料で復元可能なため、初心者にもおすすめです。
サポート体制や運営実績
初心者の個人事業主にとっては、サポート体制の充実度もレンタルサーバー選びにおける大きな判断材料となります。特に、トラブルが起きたときにすぐに問い合わせできる環境があるかどうかは重要です。
メールサポートに加え、電話やチャットによる即時対応が可能なサービスを選ぶことで、万が一の際にも安心です。また、よくある質問（FAQ）やマニュアルが充実しているかどうかも、初心者にとってはありがたいポイントです。
さらに、運営実績のある企業が提供するサービスであれば、信頼性や長期安定性にも優れており、サポート対応も安定しています。エックスサーバーやさくらのレンタルサーバー、ロリポップなどは、長年の運用実績があり、多くの個人事業主や中小企業に支持されている点も安心材料と言えるでしょう。
参考：レンタルサーバーのおすすめ7社を比較！初心者が個人契約する際の選び方
個人事業主におすすめのレンタルサーバー5選
レンタルサーバーは個人事業主にとって、ビジネスの信頼性や運営効率を左右する重要なインフラです。しかし、数多くあるサーバーの中からどれを選べば良いのか悩む方も多いでしょう。ここでは、「個人事業主」「おすすめ」「レンタルサーバー」の観点から、初心者でも扱いやすく、コストパフォーマンスに優れた5つのレンタルサーバーを厳選してご紹介します。
エックスサーバー（Xserver）
特徴・メリット・口コミ
エックスサーバーは、法人・個人を問わず幅広いユーザーに利用されている国内最大級のレンタルサーバーです。高速・安定・高機能の三拍子が揃っており、個人事業主に最もおすすめされるレンタルサーバーの一つです。
【特徴・メリット】
- 独自開発の高速化技術「Xアクセラレータ」により、WordPressの表示速度が非常に速い
- 稼働率99.99%以上の高い安定性
- 無料の独自SSL、WAF・ウイルスチェックなど万全のセキュリティ対策
- 自動バックアップ7日間対応、復元も無料
- 電話・メール・チャットによる24時間サポート体制
【口コミ】
「速度と安定感はさすが国内シェアNo.1。最初は月額費用に躊躇したけど、結果的に一番満足度が高いです」
「WordPress初心者でも管理画面がわかりやすく、導入から運用までスムーズにできました」
ConoHa WING（コノハウィング）
特徴・メリット・口コミ
ConoHa WINGは、GMOインターネットが提供する高速レンタルサーバーです。スタイリッシュなUIと、WordPressに特化した高性能設計で、とくに若い世代の個人事業主に人気を集めています。
【特徴・メリット】
- 国内トップクラスの表示速度（LiteSpeedやHTTP/3対応）
- 「WINGパック」で独自ドメイン永久無料＆メール機能も込み
- サーバーとドメインをまとめて管理できるシンプルな設計
- WordPressかんたんセットアップ機能で初心者も安心
- 14日間の無料お試し期間あり
【口コミ】
「UIが直感的で使いやすく、他社から乗り換えました。WordPressも1分で立ち上がります」
「ドメイン・サーバー・SSLが全部パックになっていてコスパ最強です」
ロリポップ！（Lolipop!）
特徴・メリット・口コミ
ロリポップ！は、コスト重視の個人事業主や副業フリーランスにおすすめの格安レンタルサーバーです。月額99円〜という価格帯ながら、機能も充実しており、初めてのホームページ運用にも最適です。
【特徴・メリット】
- 月額110円（税込）から始められる圧倒的な価格の安さ
- 全プランで独自ドメイン・SSLに対応
- WordPress簡単インストール対応（ハイスピードプランはLiteSpeed対応）
- 利用者60万人超の実績と安定運用
- 充実のマニュアルとサポート体制（メール・チャット）
【口コミ】
「趣味のブログから事業サイトまで使っています。コスパ重視ならこれ一択」
「安いけどサポートが親切で、WordPress初心者でも困りませんでした」
ColorfulBox（カラフルボックス）
特徴・メリット・口コミ
ColorfulBoxは、地域別サーバーの選択や柔軟なスペック変更が可能なクラウド型レンタルサーバーです。コストパフォーマンスが高く、将来的にサイトを育てたい個人事業主におすすめです。
【特徴・メリット】
- エリアごとにサーバーを選べる独自機能（東日本・西日本）
- 自動バックアップ機能（14世代）を全プラン標準搭載
- 高速化技術LiteSpeed＆HTTP/3に対応
- プラン変更が即時可能なスケーラビリティ
- WordPressクイックスタート＆移行ツールあり
【口コミ】
「自動バックアップが標準で入っていて安心感が違う。表示も高速です」
「サーバーの引っ越しも簡単にできた。UIも見やすく、初心者に優しい印象」
さくらのレンタルサーバー
特徴・メリット・口コミ
さくらのレンタルサーバーは、国内老舗のサーバー会社として長年の信頼と安定性を誇るサービスです。価格を抑えつつも、メールやWebの運用に十分な機能を持ち、ベーシックなニーズを満たしたい個人事業主におすすめです。
【特徴・メリット】
- 月額524円（税込）〜で独自ドメイン・WordPress対応
- 30年以上の運用実績を誇る信頼性の高いインフラ
- 軽量CMSやCGIなど、多彩なアプリケーションに対応
- 自社データセンターによる強固なセキュリティと運用体制
- 最大2週間の無料試用期間あり
【口コミ】
「昔から使っていて、トラブルもなくずっと安定。とにかく安心感があります」
「WordPressだけじゃなく、独自CGIも使えるので自由度が高いです」
これら5つのレンタルサーバーは、それぞれにコスパ・機能・サポート・使いやすさといった強みを持っており、用途や運営スタイルに応じて選ぶことが可能です。
参考：個人事業にオススメのレンタルサーバー3つ厳選！【選び方のポイントも解説】
レンタルサーバーの比較表で違いをチェック
個人事業主がレンタルサーバーを選ぶ際には、それぞれのサーバーの特徴を定量的に比較することが重要です。ここでは、特に比較されやすい「初期費用・月額料金」「WordPress対応」「独自ドメイン・SSL」「サポート体制と運営実績」の4つの観点から、主要なレンタルサーバー5社の違いを表とともに解説します。「個人事業主」「おすすめ」「レンタルサーバー」という観点で、実用的で失敗のない選択をサポートします。
初期費用・月額料金で比較
個人事業主にとってコストパフォーマンスは最も重要な選定要素の一つです。以下は主要レンタルサーバー5社の初期費用と月額料金（スタンダードプラン基準）を比較した表です。
月額料金を抑えたい場合はロリポップ！やColorfulBox、さくらのレンタルサーバーがおすすめです。一方で、機能性や高速性重視ならエックスサーバーやConoHa WINGが選ばれています。
WordPress対応の有無で比較
WordPressの導入は、個人事業主が簡単にホームページを構築する上で欠かせません。以下の表は各サーバーのWordPress対応状況です。
5社すべてがWordPress対応しているため、どのサーバーでも基本的には利用可能ですが、スピードや最適化環境を重視するならエックスサーバーとConoHa WINGに軍配が上がります。
独自ドメイン・SSL対応で比較
ビジネスにおける信頼性やセキュリティ強化の観点から、「独自ドメイン対応」と「無料SSL（https化）」の可否は必須項目です。
特にConoHa WINGは「WINGパック」を選ぶことでドメイン永久無料という特典がつくため、コストと手間の両方を抑えたい個人事業主にとって非常におすすめです。
サポート体制と運営会社の信頼性
レンタルサーバーの運用中には、トラブルや不明点が発生することもあります。そうしたときに頼りになるのがサポート体制の充実度と運営会社の実績です。
老舗の安心感を求めるなら、エックスサーバー・GMO系・さくらインターネットといった運営歴の長い企業が運営するサーバーを選ぶとよいでしょう。新興のColorfulBoxも高機能で人気ですが、サポート対応の速度などは事前に口コミで確認するのがおすすめです。
これらの比較を参考にすることで、料金・機能・信頼性などの要素をバランスよく把握でき、自身のビジネススタイルに最適なレンタルサーバーを選ぶことができます。
参考：【比較表付き】レンタルサーバーのおすすめは？法人・個人事業主向けの9製品を紹介
レンタルサーバー契約から公開までの流れ
個人事業主としてレンタルサーバーを活用し、ホームページやブログを公開するには、いくつかの手順を踏む必要があります。ここでは、初心者でも迷わず進められるように、契約からサイト公開までの流れを5つのステップに分けて解説します。これからレンタルサーバーを導入しようと考えている方は、ぜひ順を追って参考にしてください。
ステップ①：サーバーとプランを選ぶ
まず最初に行うのが、どのレンタルサーバーを使うか決めることです。記事内で紹介したように、エックスサーバーやConoHa WING、ロリポップ！など、個人事業主におすすめのレンタルサーバーは複数あります。それぞれのサービスに特徴があるため、自分の目的や予算に合ったものを選びましょう。
主な選定基準は以下の通りです。
- 月額料金と契約期間（できるだけ長期契約の方が割安）
- WordPressやメールアドレスの利用有無
- サーバーの表示速度や安定性
- 初心者向けの機能やサポート体制
初心者であれば「WordPress簡単インストール機能」「無料独自SSL」「無料ドメイン特典」がついたプランを選ぶと安心です。ConoHa WINGの「WINGパック」などは非常に手軽に始められます。
ステップ②：独自ドメインを取得する
次に必要なのが、自分専用のドメイン（例：yourbusiness.jp）を取得することです。ドメインは「インターネット上の住所」のようなもので、ビジネスの信頼性を高めるためにも独自ドメインの取得は必須です。
取得方法は主に2つあります。
- サーバー会社とセットで取得する（例：ConoHa WING、エックスサーバーの特典付きプラン）
- お名前.comやムームードメインなどのドメイン専門サービスで取得する
ドメイン名は一度設定すると後から変更できないため、シンプルかつ覚えやすい名称を意識しましょう。できれば「.com」「.jp」など、信頼性の高いドメインを選ぶのがおすすめです。
ステップ③：サーバーとドメインを紐付け
サーバーとドメインを別々で取得した場合は、ドメインとサーバーを紐付ける設定（DNS設定）が必要です。これは「このドメインにアクセスしたらこのサーバーに飛んでね」という案内板のような役割を果たします。
手順は以下の通りです。
- ドメイン管理画面にログイン
- 「ネームサーバー設定」へ進む
- レンタルサーバーが指定するネームサーバー（例：ns1.xserver.jpなど）を入力・保存
なお、サーバー会社でドメインも取得した場合は自動で設定されることが多いため、この工程は不要です。
ステップ④：WordPressをインストール
ホームページやブログを作成する場合、多くの個人事業主が選んでいるのがWordPressの導入です。HTMLやCSSの知識がなくても、テンプレートやプラグインを活用して、本格的なサイトを短時間で構築できるのが大きな魅力です。
レンタルサーバー各社では、次のような簡単インストール機能が用意されています。
- エックスサーバー：WordPress簡単インストール
- ConoHa WING：WordPressかんたんセットアップ
- ロリポップ！：WordPress簡単インストール
- ColorfulBox：WordPressクイックスタート
- さくら：クイックインストール
インストール時には「サイト名」「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」などを入力すれば完了。インストール後は、WordPressの管理画面にログインしてテーマやプラグインの設定を進めることで、オリジナルのホームページを作っていくことができます。
ステップ⑤：SSL設定をして公開
最後に忘れてはいけないのが、SSL（https）化の設定です。SSLとは、通信を暗号化して第三者の盗み見や改ざんを防ぐ仕組みで、セキュリティと信頼性の観点から今や必須の設定といえます。
多くのレンタルサーバーでは、以下のような形で無料独自SSLの設定機能が提供されています。
- エックスサーバー：SSL自動設定機能
- ConoHa WING：無料独自SSL（Let’s Encrypt）をワンクリック設定
- ロリポップ！：管理画面から手動で無料SSLを設定
SSL設定後は、「https://」でアクセスできるようになり、ブラウザの警告表示も回避できます。設定後は、WordPress内のURLもhttpsに変更しておきましょう。
これで、個人事業主としてレンタルサーバーを使ったWebサイト公開の準備は完了です。たった5つのステップで、信頼性のある自社サイトをスムーズに構築・運用できる環境が整います。
参考：個人事業主・フリーランス向けレンタルサーバーおすすめ7選を徹底比較
よくある質問
Q. 無料レンタルサーバーでも事業利用できる？
無料レンタルサーバーは、コストをかけずにサイトを立ち上げられるという点で魅力的に見えますが、事業用途には基本的におすすめできません。その理由は以下の通りです。
- サーバーの安定性が低く、突然サービスが終了するリスクがある
- 表示速度や容量、転送量などが制限される
- 広告が自動表示されることがあり、ビジネスの信頼性が損なわれる
- 独自ドメインが使えず、メールも提供されないことが多い
ビジネスで利用するなら、月額500円前後から利用できる有料レンタルサーバーを選ぶのが無難です。コストパフォーマンスに優れたサービスが多く、信頼性や拡張性の面でも安心して使えます。
Q. メールサーバーとしても使える？
はい、多くのレンタルサーバーでは、独自ドメインのメールアドレスを作成し、ビジネスメールとして使用することが可能です。メールサーバー機能は、サーバー契約に含まれていることが多く、追加費用なしで使えるのもメリットです。
たとえば、「info@yourcompany.jp」といったメールアドレスを使えば、フリーメールよりも格段に信頼感のある印象を与えられます。また、メール転送設定やWebメール対応、迷惑メールフィルタなどの機能も整っており、個人事業主のビジネスに十分対応できます。
Q. レンタルサーバー代は経費になる？
レンタルサーバーの費用は、事業に必要な支出であれば経費として計上可能です。個人事業主であれば、確定申告時に「通信費」や「広告宣伝費」として仕訳するのが一般的です。
加えて、サーバーとセットで取得したドメイン代、SSL証明書の費用、メールアカウント運用にかかる費用なども事業用途であればすべて経費対象になります。青色申告をしている場合は、しっかり記帳しておくことで節税効果も期待できます。
Q. 法人向けと個人向けの違いは？
レンタルサーバーには、個人向けと法人向けでプランが分かれている場合がありますが、基本的な違いは「規模」と「サポート体制」です。
個人事業主であっても、事業規模が大きくなったり、法人化を予定している場合は法人向けサーバーへの切り替えを検討するのも良いでしょう。
最適なレンタルサーバーを選んで信頼される事業運営を
レンタルサーバーは、個人事業主の信頼性や業務効率を大きく左右するインフラのひとつです。月額数百円から始められる手軽さがありながら、独自ドメインメールの利用やWordPressによるホームページ運営、セキュリティ対策、経費計上など、ビジネスに必要な機能が揃っています。
今回ご紹介した5つのレンタルサーバーはいずれも個人事業主におすすめできる高性能なサービスばかりです。それぞれの特徴を比較しながら、自分の事業スタイルや将来性に合った最適なサーバーを選ぶことが、信頼される事業運営への第一歩となります。