個人事業主におすすめの少額利用可能なファクタリング10選

急な資金繰りに対応したい個人事業主にとって、少額から利用できるファクタリングは心強い選択肢です。従来は高額利用が前提のサービスが多かったものの、最近では数万円から対応可能な業者も増えています。
本記事では、少額でも利用しやすいファクタリング会社10社を厳選して紹介。サービスの特徴やメリット・注意点を分かりやすく解説し、必要な資金を効率的に調達するための参考になる情報をまとめます。
個人事業主におすすめの少額利用可能なファクタリング10選

個人事業主にとって、売掛金の早期資金化は資金繰りを安定させるうえで極めて重要です。とくに少額の資金ニーズであっても対応可能なファクタリング業者を選ぶことで、柔軟かつスピーディな資金調達が実現します。以下では、少額ファクタリングに対応しており、個人事業主にも利用しやすい10社を厳選してご紹介します。
1.QuQuMo(ククモ)|オンライン完結&書類2点で即日資金調達
QuQuMoは、完全オンラインでファクタリング手続きを完結できるサービスです。必要書類は請求書と通帳コピーのたった2点。審査通過後、最短2時間で入金されるスピード感も魅力です。1万円からの少額利用も可能で、開業まもない個人事業主でも柔軟に対応してもらえます。
手数料は取引ごとに異なりますが、審査内容や売掛先の信用力に応じて良心的なレートが提示される傾向にあります。申し込みから入金までのすべてのフローがWebで完結するため、外出不要で手間をかけずに資金調達できます。
- 少額(1万円〜)の売掛金にも対応
- オンライン完結で即日入金可能
- 必要書類はたった2点のみ
2.ペイトナーファクタリング|1万円〜OK!最短10分の即日入金
ペイトナーファクタリングは、AIによる自動審査を導入した、スピードと柔軟性が強みの少額特化ファクタリングです。最低利用金額はわずか1万円からとハードルが非常に低く、初回でも最短10分で入金されるケースもあります。
審査に必要な書類も請求書と本人確認書類のみで、通帳の提出は不要。個人事業主やフリーランス向けに設計されており、IT系やクリエイター業のユーザーからも高評価を得ています。売掛金の金額に関係なく、まずは現金化したいという方に最適な選択肢です。
- 最低1万円から利用可能
- AI審査で即時対応、最短10分で資金化
- 個人事業主やフリーランスに特化した設計
3.ラボル|24時間365日対応!1万円から利用できる個人事業主特化型
ラボルは、365日24時間いつでも申し込みが可能な少額対応のファクタリングサービスです。こちらも最低利用金額は1万円からと少額ニーズにぴったり。とくに、平日以外に資金調達が必要な個人事業主にはありがたい存在です。
契約から入金まですべてオンラインで完結できるうえ、書類提出も最低限で済みます。GMOグループが運営しているため信頼性も高く、初めてファクタリングを利用する方にも安心です。
- 最低1万円〜の少額ファクタリングに対応
- 24時間365日対応で土日祝の資金調達にも強い
- オンライン完結&即日入金可
4.ベストファクター|10万円から対応!開業間もない事業主にも
ベストファクターは、少額ファクタリングにおいて「開業直後でも利用できる」柔軟性を備えた業者です。最低利用金額は10万円からと他社と比べて若干高めですが、開業したばかりの個人事業主に対しても前向きな審査姿勢を示しています。
審査通過率は92%以上を誇り、即日入金にも対応。初めての利用者には丁寧なサポート体制があり、不安を感じずに申し込むことができます。全国対応で非対面のWeb完結型という点も、忙しい事業主にとって大きなメリットです。
- 開業直後でも利用可能な柔軟審査
- 審査通過率92%以上で即日入金
- オンライン完結・サポート体制も充実
5.ビートレーディング|月1,000件超の実績!柔軟対応が魅力
ビートレーディングは、実績豊富な大手ファクタリング会社であり、少額から大口まで幅広いニーズに対応しています。月間の契約件数は1,000件を超えており、個人事業主からの信頼も厚い業者です。
地方にも複数の支店があるため、オンラインと対面のどちらでも柔軟に対応可能。書類の準備が難しい方でも相談に応じてくれるため、初めてファクタリングを利用する個人事業主にとって心強い存在です。
- 大手ならではの信頼と対応力
- 地方在住者も利用しやすい支店展開
- 契約実績が多く、初心者にも安心
参考:即日入金・少額利用可能なファクタリング会社20選|利用時の注意点も解説!
6.PAYTODAY|手数料1%〜!AI審査で最短30分入金

PAYTODAYは、AI審査を採用しつつ、業界最安水準の手数料(1%〜9.5%)を実現した次世代型ファクタリングサービスです。必要書類をオンラインでアップロードするだけで、最短30分での入金も可能。
少額の売掛金でも利用でき、チャット対応によるサポートも丁寧でスムーズ。売掛金をまとめて一括で買取してもらえる仕組みもあり、細かい資金調達を頻繁に行う個人事業主には特に向いています。
- 手数料が業界最安水準(1%〜)
- 最短30分で入金、即日対応
- 少額でもまとめて買取可能
7.FREENANCE|GMOグループ運営!補償付きで安心
FREENANCEは、GMOグループが提供するフリーランス・個人事業主向けのサービスで、ファクタリング機能「即日払い」が利用可能です。少額債権にも対応しており、事前に「フリーナンス口座」を開設することでスムーズな取引が可能になります。
さらに、万が一の事故やトラブルに備えた「フリーランス向け補償」が付帯されるのも特徴。資金調達だけでなく、事業運営リスクの軽減もできる点で、他社と一線を画しています。
- GMOグループ運営で安心感あり
- ファクタリング+補償のハイブリッド型
- 少額債権に対応、利用者多数
8.OLTA|上限手数料9%以下!信頼性と実績で選ばれる
OLTAは、上場企業や大手銀行との連携実績もあるクラウドファクタリング業者で、個人事業主向けにもサービスを提供しています。上限手数料が9%以下に抑えられており、コスト面での優位性が際立ちます。
10万円以下の少額売掛金でも対応可能で、Web上ですべての手続きが完了します。信頼性と透明性を重視したい個人事業主にとって、安心して長期利用できる選択肢となるでしょう。
- 上場企業や大手と連携の高信頼サービス
- 少額(10万円以下)にも対応
- 手数料上限が明示されており安心
9.日本中小企業金融サポート機構|手数料1.5%〜・書類2点のみ
一般社団法人が運営する日本中小企業金融サポート機構は、少額からの利用にも積極的な姿勢を示しています。手数料は1.5%からと業界内でも低水準。必要書類は請求書と通帳のコピーのみで、個人事業主にも手続きの負担が少ないのが魅力です。
法人格を持たないフリーランスや副業者でも相談可能で、業種を問わず幅広いユーザーに対応しています。安心感を重視する方に最適な一社です。
- 一般社団法人運営で安心
- 手数料は1.5%〜と低コスト
- 書類2点で申し込み可能
10.アクセルファクター|30万円〜対応!通過率93%以上の柔軟審査
アクセルファクターは、個人事業主向けに柔軟な審査を行う専門業者で、最低利用金額は30万円から。高額ではありますが、審査通過率は93%以上と非常に高く、他社で断られた方のセカンドオピニオンとしても機能しています。
専属担当者によるサポートや契約のオンライン完結も整っており、金額以上に「確実な資金調達」を求める個人事業主に選ばれています。
- 通過率93%以上の安心審査
- 柔軟な対応でリピート率が高い
- 初心者にも丁寧なフォロー体制あり
参考:ファクタリングで個人事業主におすすめの業者15選|個人間のファクタリングに対応しているのは?
少額対応のファクタリング業者を選ぶポイント

個人事業主がファクタリングを利用する際、特に「少額」の売掛金を現金化したい場合は、業者選びが資金調達の成否を左右します。ファクタリング業者によっては、少額の取引に対応していない場合もあり、必要以上に手数料を支払うリスクや、審査に通らない可能性もあります。
ここでは、少額ファクタリングにおいて個人事業主が業者を選ぶ際に確認すべき5つの重要なポイントを解説します。
買取可能額の下限が明示されているか確認する
少額ファクタリングを希望する個人事業主にとって、最も重要なのが「最低買取金額(下限)」の確認です。多くのファクタリング業者では、取引効率や手数料回収の観点から、最低でも10万円〜30万円程度の買取金額を設けています。
一方、少額ニーズに対応した業者では「1万円から」「下限設定なし」など、より柔軟な対応を掲げています。たとえば、QuQuMoやペイトナーファクタリング、ラボルといった業者は、1万円〜の少額対応を明記しており、売掛金の規模が小さい個人事業主でも安心して申し込むことが可能です。
また、下限金額が記載されていない業者は、実質的に少額では対応できないケースもあるため、事前に公式サイトや問い合わせで確認することが大切です。
- 少額(1〜10万円程度)を希望する場合は、下限金額の記載を必ずチェック
- 「買取下限なし」と明示されている業者は、初心者の個人事業主にも向いている
手数料は上限設定があるかを重視する
ファクタリングを利用するうえで、見落とされがちなのが「手数料の上限設定」です。少額ファクタリングの場合、売掛金の金額が小さい分、手数料が割高に設定される傾向にあります。中には、10%〜20%以上の手数料が発生するケースもあるため注意が必要です。
信頼できるファクタリング業者は、あらかじめ手数料の「上限」を明記していることが多く、たとえばPAYTODAYは1%〜9.5%、OLTAは最大9%、FREENANCEは最大10%と、透明性のある手数料体系を採用しています。
逆に「手数料非公開」「手数料は案件ごとに異なる」とだけ記載している業者は、後から予想外の高額手数料を請求される可能性もあるため慎重に比較検討するべきです。
- 手数料の「上限」が明示されている業者を選ぶ
- 上限が10%以下の業者であれば少額取引でもコストを抑えやすい
- 「要見積もり」の業者は、初回取引でしっかり確認を
参考:1万円からでも買取可!少額買取に対応しているファクタリング会社10選
債権譲渡登記が不要な会社を選ぶ

ファクタリング契約には、「債権譲渡登記」の有無が関わることがあります。債権譲渡登記とは、売掛債権の所有権がファクタリング業者に移転したことを法的に記録する手続きで、登記情報は第三者にも公開されます。
この登記が必要な場合、手続きに時間がかかり、即日入金が難しくなるほか、登記費用が別途発生し、結果的に高コストになるケースもあります。また、登記の事実が取引先に知られることで、信用不安を招くリスクもあります。
とくに個人事業主の場合、「売掛先にファクタリングの利用を知られたくない」という方が大半です。そのため、債権譲渡登記が不要な「2社間ファクタリング」を採用しており、登記の義務がない業者を選ぶのが賢明です。
- 債権譲渡登記が不要な業者=スピードとコスト面で有利
- 「登記不要」や「2社間ファクタリング」と明記しているかを確認
- 登記が必要な場合は追加費用や手続き日数にも注意
オンラインで手続きが完結するかどうか
時間や手間を最小限に抑えたい個人事業主にとって、ファクタリングの「オンライン完結可否」は大きな選定ポイントです。最近では、契約から入金まで完全非対面で完結できるオンライン型ファクタリングが増えており、スマートフォン1つで申し込み〜資金受け取りまで対応可能な業者も存在します。
代表的なオンライン完結型の業者には、QuQuMo・ペイトナー・PAYTODAY・FREENANCE・OLTAなどがあり、いずれも少額ファクタリングに対応しています。Webフォームで書類をアップロードし、チャットやメールで進行できるため、対面のやり取りが難しい方や忙しい事業主には理想的な選択肢です。
なお、古い業者や一部の地方業者では、契約書面を郵送したり、来店を求められる場合もあるため、必ず「オンラインで完結できるか」をチェックしましょう。
- オンライン完結型はスピード・利便性・安全性の面で◎
- スマホで申し込みから入金まで完結できるサービスが増加中
- 来店や郵送手続きが必要な業者は少額利用に不向きなことも
個人・個人事業主の債権でも利用できるか
ファクタリング業者の中には、「法人のみ対応」や「売掛先が法人に限る」といった条件を設けている場合があります。しかし、個人事業主の取引先は、必ずしも法人ばかりではなく、個人や個人事業主間の取引も多いため、売掛先の制限は非常に重要な要素です。
たとえば、ペイトナーやFREENANCE、QuQuMo、ラボルなどは、個人事業主自身が利用者であることに加え、「売掛先が法人以外」でも柔軟に対応してくれるケースが多く、安心して利用できます。
また、建設業や運送業、クリエイター業など、伝統的な信用調査では評価されにくい業種に対しても対応している業者を選ぶことで、審査に通りやすくなります。
- 自分が個人事業主でも問題なく使えるかを確認
- 売掛先が個人・個人事業主でも対応可能かは特に重要
- 業種やビジネス形態による利用制限の有無も要チェック
以上の5つのポイントを押さえておくことで、個人事業主が少額のファクタリングを利用する際に、安心・安全かつ効果的に資金調達を行うことができます。
参考:個人事業主向けファクタリング業者おすすめ20選【2025年版】
少額ファクタリングを利用する際の注意点

個人事業主が少額ファクタリングを利用する際には、多くのメリットがある一方で、事前に知っておくべき注意点も存在します。とくに、売掛金の金額が少ない場合、通常のファクタリングとは異なる特有のリスクや制約があるため、契約前にしっかりと把握しておくことが大切です。
以下では、個人事業主が少額ファクタリングを活用するにあたって注意すべき代表的な4つのポイントを解説します。
手数料が高くなる傾向がある
少額ファクタリングの最大の注意点のひとつが、「手数料が割高になりやすい」という点です。通常、ファクタリングの手数料は買取金額に対して一定のパーセンテージで設定されますが、金額が少ない場合、業者側の手間や運営コストが相対的に高くなるため、手数料も比例して高くなりがちです。
たとえば、一般的なファクタリングでは手数料が3〜10%程度に収まるケースが多いものの、少額取引では10〜20%以上の手数料が提示されることもあります。金額が小さいからこそ、手数料の比率が資金調達効率に大きく影響します。
そのため、契約前に必ず「手数料の上限」が明記されているか確認し、複数社で比較・相見積もりを行うのが得策です。また、1回の調達で大きな金額にならなくとも、複数の売掛債権をまとめて依頼することで、手数料を抑える工夫も有効です。
- 少額債権では手数料が10%以上になることも
- 上限手数料の明示がある業者を選ぶ
- 複数の債権をまとめて依頼しコストを分散する工夫を
請求書のみ・審査なしの業者は要注意
「請求書だけでOK」「審査不要で即日入金」などと過度に手軽さをアピールする業者には注意が必要です。ファクタリングは本来、売掛債権の信用力を審査し、それに基づいて資金化する仕組みであるため、審査を完全に省略する業者は法律上のリスクや、悪質業者である可能性を否定できません。
特に個人事業主が狙われやすいのが、いわゆる「給与ファクタリング」に類するサービスです。これは法律上は貸金業に該当し、無登録での営業は違法です。請求書のみで申し込みが完了し、通帳や契約書の提出すら求められない業者は、サービスの透明性や正当性に疑問を持つべきです。
健全なファクタリング業者であれば、少額ファクタリングであっても最低限の本人確認書類、売掛金の証明書類(請求書+通帳コピーなど)を求めます。手軽さだけを売りにしている業者よりも、信頼性・透明性・対応実績を重視した判断が重要です。
- 「審査なし」「請求書のみ」の業者は基本的に避ける
- 正規業者は本人確認・通帳などの書類を必須とする
- 法令違反の給与ファクタリングに類するサービスに要注意
債権譲渡登記があると即日対応は難しい

少額ファクタリングを利用する個人事業主が即日での資金化を希望する場合、「債権譲渡登記」の有無は極めて重要な判断材料です。債権譲渡登記とは、債権の所有権がファクタリング会社に移ったことを公的に記録する法的手続きで、時間と費用がかかります。
特に登記に必要な法務局での処理は即日で完了しないケースも多く、原則として即日入金を謳うファクタリング業者は、債権譲渡登記を行わない「2社間ファクタリング」を採用しています。
また、債権譲渡登記は公開情報となるため、売掛先や取引先にファクタリングの利用を知られてしまう可能性もあり、個人事業主にとっては信用リスクの観点からもデメリットとなりえます。
少額で迅速な資金調達を希望するなら、「債権譲渡登記不要」と明示されている業者、あるいは2社間契約を提供しているファクタリング業者を優先して選ぶべきです。
- 登記が必要な場合は、即日対応は原則不可
- 債権譲渡登記の手数料負担や手続き時間も要注意
- 少額ファクタリングでは登記不要の2社間契約が一般的
参考:ファクタリングは小口でも使える?少額利用はいくらから?おすすめ会社も紹介
少額債権は審査に落ちる可能性が高い
意外と見落とされがちなのが、「少額債権ほど審査に通りにくい」という現実です。ファクタリング業者としては、手数料収益よりも業務コストが上回るような小規模な取引には消極的な傾向があります。
また、売掛先の信用力が低かったり、支払サイト(入金期日)が長い請求書だった場合、たとえ少額であっても審査に通らない可能性が高くなります。売掛金が1万円〜10万円の範囲であれば、信頼性のある売掛先の請求書を選んで提出することが、審査通過の鍵を握ります。
事業を始めたばかりの個人事業主の場合、自社の信用力もまだ確立していないため、審査に不安がある場合は、事前に「審査通過率」や「開業直後の対応実績」があるかを確認することが大切です。
- 少額だからといって審査に通りやすいとは限らない
- 信用力のある売掛先の請求書を選んで提出することが重要
- 開業直後でも対応可能な業者を選ぶと安心
以上の点を踏まえることで、少額ファクタリングを安全かつ有効に活用しやすくなります。個人事業主として初めてファクタリングを検討する場合でも、こうした注意点を意識することでトラブルを回避し、資金調達の選択肢を広げることができるでしょう。
参考:個人間ファクタリング|個人事業主ファクタリングおすすめ8選!請求書のみ・甘い・通帳なしは?
よくある質問

Q.少額でも本当にファクタリングは利用できる?
はい、近年は1万円から利用できる少額ファクタリングが多数登場しています。QuQuMoやペイトナーファクタリング、ラボルなどは、少額でも対応可能で、個人事業主に特化した設計となっているため、売掛金が小規模でも気軽に申し込むことが可能です。
ただし、業者によっては10万円や30万円からといった下限が設定されている場合もあるため、事前に確認することが重要です。
Q.個人事業主の請求書でも問題ない?
多くのファクタリング業者が、個人事業主の請求書にも対応しています。とくにフリーランスや開業間もない事業主向けにサービスを展開している業者であれば、請求書が法人宛でなくても審査対象になります。
ただし、売掛先が個人や個人事業主である場合は、信用調査が難しくなるため審査に時間がかかる、または断られる可能性もあります。信頼性の高い売掛先であるかどうかが、審査通過の鍵を握ります。
Q.通帳がなくても申込できる?
基本的には、ファクタリングの審査には「請求書」と「通帳コピー」の2点が必要です。通帳は、売掛先からの入金実績や事業の実態を確認するために重要な資料とされており、多くの業者が提出を求めています。
一部の業者では通帳不要としている場合もありますが、信頼性の観点からは、最低限の書類提出がある業者を選ぶ方が安全です。「通帳なしOK」を掲げている業者には注意が必要です。
Q.複数の請求書をまとめて売却できる?
はい、複数の請求書をまとめてファクタリングに出すことは可能です。特に少額の売掛債権を複数所有している場合、まとめて売却することで手数料の比率を抑えることができ、効率よく資金調達できます。
一部の業者では、「合算で〇万円以上」など条件を設けていることもあるため、申し込み前に確認すると安心です。事前にファクタリング会社に「複数明細での申し込みが可能かどうか」を問い合わせるのが確実です。
Q.給与債権でもファクタリングできる?
いいえ、給与債権のファクタリング、いわゆる「給与ファクタリング」は現在、貸金業に該当する違法行為とされています。個人の給料をファクタリングの対象とすることは認められておらず、業者が無登録で行っている場合は重大な法令違反にあたります。
あくまでファクタリングの対象は、事業によって発生した売掛債権(請求書)に限られます。個人事業主がファクタリングを利用する際には、自らの事業に基づく取引で発生した請求書であることが大前提です。
参考:オンライン完結ファクタリング16選!少額利用も可能なのは?
少額から使えるファクタリングで資金繰りを改善しよう

個人事業主にとって、売掛金を迅速に現金化できるファクタリングは、非常に有効な資金調達手段です。とくに最近では、1万円から利用可能な少額ファクタリングも増えており、開業直後や資金に余裕がないタイミングでも柔軟に対応できます。
一方で、手数料や契約条件、業者の信頼性には十分な注意が必要です。少額だからこそ、コスト感や審査のハードルを正しく理解し、自分の事業に合った業者を選ぶことが重要になります。
適切なファクタリングを活用すれば、キャッシュフローが安定し、より前向きな事業運営につながるでしょう。まずは信頼できる業者を比較検討し、賢くファクタリングを取り入れていきましょう。