通帳なしでも利用できる個人事業主におすすめのファクタリング12選

資金調達を検討する個人事業主の中には、「通帳を用意できないけどファクタリングを利用したい」という方も少なくありません。近年では、通帳提出を必須とせず、請求書や本人確認書類のみで利用できるサービスも増えています。これにより、短時間でスムーズに資金化が可能となり、急な資金繰りにも対応しやすくなっています。
本記事では、通帳なしでも利用できるおすすめのファクタリング会社12選を紹介し、それぞれの特徴やメリット、利用時の注意点を分かりやすく解説します。
通帳なしでもファクタリングは利用できる?

資金繰りに悩む個人事業主にとって、即日入金も可能な「ファクタリング」は非常に心強い資金調達手段です。しかし、「通帳なしでもファクタリングは利用できるのか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。特にフリーランスや開業間もない個人事業主の中には、事業用通帳をまだ開設していなかったり、プライベート口座との兼用だったりするケースも少なくありません。
この記事では、そもそもファクタリングとは何か、なぜ通帳が必要とされるのか、そして通帳なしでもファクタリングを利用できる具体的な条件や方法について、詳しく解説します。
ファクタリングとは?基本的な仕組みを解説
ファクタリングとは、売掛債権(取引先への請求書)をファクタリング会社に売却し、早期に現金化する資金調達方法です。個人事業主が商品やサービスを納品した後、通常は取引先からの入金までに1ヶ月以上かかることが一般的です。こうしたタイムラグによる資金不足を解消するのがファクタリングの役割です。
ファクタリングは借入とは異なり、返済義務がなく、信用情報にも影響しません。2者間ファクタリング(自社とファクタリング会社のみ)と3者間ファクタリング(取引先を含む)がありますが、個人事業主が利用する場合は、非対面で完結できる2者間ファクタリングが主流です。
近年はオンライン完結型のファクタリング会社も増え、請求書や本人確認書類さえあれば即日で資金化できるなど、利便性が飛躍的に向上しています。
原則として通帳が必要とされる理由
ファクタリングを利用する際、通帳の提出はほぼ必須とされています。これは、ファクタリング会社が「売掛債権の実在性」と「取引の継続性」を確認するために、通帳情報が重要な根拠となるためです。
具体的には、以下のような理由があります。
- 売掛金の入金履歴を確認するため
通帳に記録された入金履歴から、取引先からの売掛金が実際に入金されているかを確認できます。 - 売掛先との継続取引の有無を判断するため
毎月または定期的に入金がある場合、安定した取引関係にあるとみなされ、審査通過の可能性が高まります。 - 取引先の支払能力を間接的に測定するため
過去の入金金額や遅延の有無から、売掛先の信用度を判断する材料となります。
このように、通帳の情報はファクタリング審査の中核を担う存在です。とくに初回利用時は通帳提出が求められるのが一般的であり、通帳なしでの申し込みは「例外的な扱い」となるのが現実です。
通帳なしで利用できるケースとは?
それでは、「通帳なし」でもファクタリングが利用できるケースはあるのでしょうか?答えは「条件付きで可能」です。近年では、個人事業主やフリーランスを対象に、柔軟な審査を行うファクタリング会社が登場しており、通帳なしでも対応可能な事例が増えています。
以下のような状況であれば、通帳がなくてもファクタリングを利用できる可能性があります。
- オンライン明細の提出で代替できる場合
一部のファクタリング会社では、銀行のオンライン取引明細(PDFやスクリーンショット)でも審査が可能です。ペイトナーファクタリングやフリーナンスなどがこの形式に対応しています。 - 通帳の代替書類を複数提出することで代用できる場合
請求書のほかに、開業届・確定申告書・納税証明書・取引先との契約書などを複数組み合わせることで、審査に進めるケースがあります。 - リピート利用で初回以降は通帳不要になるケース
一度通帳を提出して契約実績をつくれば、2回目以降は通帳の提出が不要になることもあります。 - AI審査を導入しているファクタリング会社の場合
ラボルやPAYTODAYのように、AIによるスコアリング審査を導入している企業では、形式的な書類よりも全体の信用スコアやリスク判断に重点を置いており、通帳なしでも通過しやすい傾向にあります。
ただし、「通帳なしでもOK」と謳うファクタリング会社の中には、手数料が非常に高額だったり、償還請求権付き(返済義務が発生する)の契約を提示してくる業者も存在します。そのため、信頼できる業者を見極めることが重要です。
参考:個人で通帳なしでもファクタリングは利用できる?利用方法と注意点を解説
通帳なしファクタリングのメリット・デメリット

「通帳なしでもファクタリングを利用したい」と考える個人事業主は年々増えています。特に開業して間もないフリーランスや小規模事業者にとって、銀行口座の整備が間に合っていないケースも多く、提出できる書類が限られているのが実情です。
そんな中で注目されているのが、「通帳なし」で申し込み可能なファクタリングサービスです。近年はオンライン完結型やAI審査を採用する業者が増えており、柔軟な対応が期待できるようになっています。
本章では、通帳なしファクタリングの主なメリットとデメリットを詳しく解説します。個人事業主としてファクタリングを検討している方は、リスクと利点をしっかりと把握し、賢くサービスを選ぶことが大切です。
メリット:提出書類が少なく、手続きが簡単
通帳なしファクタリングの最大のメリットは、提出書類の簡略化です。個人事業主の場合、通常のファクタリングでは「通帳のコピー」「請求書」「本人確認書類」「確定申告書」「開業届」など、複数の書類提出が求められます。
しかし、通帳なしで申し込めるファクタリングサービスの中には、以下のように必要書類を大幅に絞っている会社も存在します。
- 請求書(売掛債権)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 納品書や見積書(補足資料)
一部の業者では、「請求書+本人確認書類」の2点のみで申し込みが可能です。たとえば、フリーナンスやペイトナーファクタリング、ラボルなどは、初回から柔軟な書類対応を行っており、必要最低限の情報で審査を進めてくれます。
とくに開業間もない個人事業主にとっては、まだ確定申告をしていない場合や通帳に売掛先からの入金履歴がないことも多いため、こうした少ない書類で対応してくれる業者の存在は非常にありがたいといえるでしょう。
メリット:オンライン完結でスピーディー
通帳なしのファクタリングサービスは、多くがオンライン完結型で提供されています。これは物理的な書類郵送や面談を省き、WEB上で申請から審査、契約、入金までを一貫して完了できる仕組みです。
特に以下のような点で、スピーディーかつ利便性の高い対応が期待できます。
- スマホ1台で申し込みが可能
- 審査は最短10分〜30分で完了
- 即日入金(最短当日入金)に対応
たとえば、「ラボル」はAI審査を導入し、通帳なしでも最短30分で審査・入金が可能です。また、「ペイトナーファクタリング」もオンラインの銀行明細データや取引証明資料をもとに、通帳なしで即日対応を可能にしています。
個人事業主が資金繰りに困った際、「今日中に現金が欲しい」というシーンは少なくありません。そうした場合、銀行融資や補助金では間に合わないケースも多く、スピード感のあるファクタリングは非常に有効な選択肢となります。
参考:個人通帳なしファクタリング4選!必要書類や申請方法を解説
デメリット:審査が厳しくなりやすい

一方で、通帳なしファクタリングにはいくつかのデメリットも存在します。そのひとつが、審査の厳格化です。
ファクタリング会社にとって、通帳は以下のような重要な審査資料です。
- 売掛金が本当に入金されているかの確認
- 売掛先との継続的な取引があるかの判断
- 売掛先の支払履歴を通じた信用調査
通帳がない場合、これらの情報が確認できず、売掛債権の「実在性」や「確実性」に対する裏付けが取りにくくなります。結果として、ファクタリング会社側はリスクをより慎重に判断せざるを得ず、次のような対応が行われることがあります。
- 追加書類の提出を求められる
- 審査期間が長引く
- 初回は少額しか買取してもらえない
- 審査に通らない可能性が高まる
また、AI審査を導入している一部のファクタリング会社でも、申込者の事業内容や売掛先との関係性が薄いと判断されると、審査落ちの可能性は十分にあります。
つまり、通帳が提出できない場合は、代替となる書類や取引の証拠資料を充実させる工夫が必要になります。納品書・契約書・見積書・取引先からのメール履歴など、信頼性を補完する情報が審査通過の鍵となるのです。
デメリット:手数料が高くなるケースも
通帳なしでファクタリングを利用するもうひとつのデメリットは、手数料が高くなりやすい点です。これは、前述したようにファクタリング会社がリスクを高く見積もることによるものです。
通常のファクタリングの手数料相場は、2〜10%程度ですが、通帳なしでの申し込みでは10〜20%以上の高額手数料が設定されるケースもあります。とくに以下のような条件がそろうと、手数料が跳ね上がる傾向にあります。
- 初回利用で通帳の代替書類が少ない
- 売掛先が小規模企業・個人事業主で信用が不明
- 高額買取を希望している
- 即日入金を希望している(特急対応)
また、中には「通帳なしOK」とうたいながらも、償還請求権付き(返済義務あり)の契約を提示し、リスクを申込者側に転嫁する業者も存在します。これは表面的には資金化できても、実質的には「借入」と変わらない状況に陥るリスクがあるため、注意が必要です。
そのため、個人事業主として通帳なしでファクタリングを検討する際は、手数料率の上限・下限の明示があるか、契約形態がノンリコースか(償還請求なし)をしっかり確認することが大切です。
参考:個人間ファクタリング|個人事業主ファクタリングおすすめ8選!請求書のみ・甘い・通帳なしは?
通帳の代わりに提出が求められる書類とは?

通帳なしでもファクタリングを利用できるケースはありますが、その場合でも「売掛債権の実在性」や「事業の継続性」を示すための代替書類の提出が必須となります。個人事業主として、必要最低限の書類を把握しておくことは、審査通過率を上げるうえで非常に重要です。
この章では、通帳の代わりに求められる主な書類や、通帳なしでファクタリングを申し込む際の注意点について解説します。ファクタリング審査では、ただ「通帳がない」だけでは済まされない現実もあるため、万全な準備が求められます。
個人事業主が用意すべき基本書類
ファクタリングを利用する個人事業主が通帳なしで申し込む際は、次の3つのカテゴリの書類を中心に提出を求められることが一般的です。
本人確認書類
ファクタリング会社が申込者の身元を確認するために必要なのが、本人確認書類です。通帳の有無に関係なく、必須となるケースがほとんどです。
主な書類は以下のとおりです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(通知カード不可)
- パスポート(2020年以降発行のものは住所欄がないため注意)
- 住民票(発行3ヶ月以内)
オンライン完結型のファクタリングサービスでは、スマホで撮影した画像やPDFアップロードで対応可能な場合もあります。事前にスキャンデータを準備しておくとスムーズです。
請求書・納品書などの売掛債権証明
通帳の代わりに最も重視されるのが、売掛債権の証明となる書類です。これにより、実際に売上が発生していることや取引の詳細を証明します。
以下のような書類が該当します。
- 請求書(発行済のもの)
- 納品書や注文書
- 見積書・契約書(任意)
- メールやチャットでの発注内容の記録(サブ資料として)
請求書は発行日、取引先名、金額、振込期日が明記されているものが望ましく、PDFやExcel形式で提出できるように準備しておくと安心です。売掛先が法人である場合、信用力のある取引先であれば審査にもプラスに働きます。
開業届・確定申告書などの事業実態証明
通帳が提出できない場合、個人事業主としての事業実態を証明する書類も重要です。事業が実在しており、安定した活動を行っていることを裏付けるために、次のような書類を求められることがあります。
- 開業届(税務署への提出済みのもの)
- 確定申告書(直近1期分)
- 納税証明書または収支内訳書
- 名刺や自社WebサイトのURL(補足資料として)
これらの書類により、事業の継続性や収益性、売掛債権の信頼度が審査担当者に伝わりやすくなります。まだ確定申告前で書類がない場合は、納品書や契約書などを厚めに用意して代用しましょう。
通帳なし審査における注意点
通帳なしでファクタリングを申し込む際には、通常よりも審査に注意が必要です。通帳がない分、ファクタリング会社としては「見えないリスク」が増えるため、書類の精度や量がより重視されます。
ここでは、特に注意すべきポイントを2つ紹介します。
審査に時間がかかる可能性
通帳が提出できれば、取引履歴や売掛先との関係性を通帳だけで一括して確認できます。しかし、通帳なしの場合は、複数の書類を突き合わせながら審査を進める必要があるため、審査に時間がかかる傾向があります。
特に以下のような場合には注意が必要です。
- 売掛先との契約書がない
- 請求書の金額が大きすぎる(信用調査が必要)
- 書類の提出が遅れる・不備がある
オンライン完結型のファクタリングであっても、通帳がないことで数時間〜1日以上、審査時間が延びることは珍しくありません。早期入金を希望する場合は、書類を事前に準備し、なるべくまとめて提出することが審査加速の鍵となります。
追加提出書類の依頼があることも
通帳がない状態でファクタリングに申し込むと、初回審査の途中で追加書類の提出を求められるケースが多く見られます。これは、提出書類だけでは売掛債権の信頼性や本人の事業実態が判断しきれないためです。
例えば以下のような書類が追加で求められることがあります。
- 過去の入出金明細(ネットバンクのPDFなど)
- 取引先とのメールやチャット履歴
- 別口座の通帳情報(副業口座など)
- 見積書や注文書の控え
こうした追加書類の提出に時間がかかると、資金調達までのスピードが大きく損なわれるため、事前に可能性のある書類は把握し、準備しておくのが得策です。
参考:個人事業主におすすめのファクタリング業者20選【2025年版】
通帳なしでも使える!おすすめファクタリング12選

「通帳がないからファクタリングは使えない…」と諦めていませんか?
実は近年、通帳なしでも申し込み可能なファクタリングサービスが増えてきています。特に、個人事業主やフリーランスを対象に、提出書類を最小限に抑え、オンラインで手続きが完結するサービスが充実しています。
ここでは、「通帳なし対応」「個人事業主OK」「スピード入金」の3つの視点から、信頼できるおすすめのファクタリング会社を12社厳選してご紹介します。
1.ペイトナーファクタリング
通帳なし対応・請求書のみで最短10分入金可能!
ペイトナーファクタリングは、個人事業主やフリーランス向けに特化したオンライン完結型のファクタリングサービスです。特に注目すべきは、2回目以降は請求書のみでの申請が可能な点。初回は通帳や本人確認書類が必要ですが、その後は手続きが非常にスムーズになります。
- 手数料:一桁台〜(変動)
- 対応スピード:最短10分〜即日
- 必要書類:請求書・本人確認書類(初回のみ通帳)
2.FREENANCE(フリーナンス)
GMOグループ運営で安心!AI審査により通帳なしでも即日対応可能。
FREENANCEは、フリーランス支援に特化したサービスで、請求書買取型の「即日払い」が人気。通帳の提出が不要なだけでなく、独自の与信スコアをもとにAI審査を実施するため、通帳なしの個人事業主でも利用しやすい仕組みです。
- 手数料:3〜10%程度
- 対応スピード:最短30分
- 必要書類:請求書・本人確認書類・取引情報
3.labol(ラボル)
スマホから最短30分で入金!書類2点で審査可能。
labolは、通帳提出が不要なことで知られる個人事業主向けファクタリングサービスです。スマホ完結で、必要書類も本人確認書類と請求書の2点のみ。さらに、AI審査により休日対応や深夜申し込みも可能で、スピードと利便性に優れています。
- 手数料:2〜10%
- 対応スピード:最短30分
- 必要書類:請求書・本人確認書類(通帳不要)
4.QuQuMo(ククモ)
通帳不要&土日祝も即日入金対応!
QuQuMoは、24時間365日オンライン申し込みが可能なクラウド型ファクタリングサービス。通帳なしでも審査が可能で、売掛先との契約書や請求書が揃っていれば即日資金化が可能です。個人事業主の利用者も多く、継続率・リピート率が非常に高いのが特長です。
- 手数料:1〜9%
- 対応スピード:即日対応(最短2時間)
- 必要書類:請求書・契約書など(通帳なしOK)
5.GMOBtoB早払い
東証プライム上場企業の安心感!2回目以降は請求書のみでも可。
GMOグループが提供する法人・個人事業主向けファクタリングサービス。初回利用時には通帳が必要ですが、2回目以降は請求書のみでの買取も可能です。大手ならではの信頼性と、審査の透明性が支持されています。
- 手数料:1〜5%
- 対応スピード:最短2営業日
- 必要書類:請求書、通帳(初回)、本人確認書類
6.アクセルファクター

柔軟な書類対応で通帳なしOK!初回から高額買取にも対応。
アクセルファクターは、個人事業主にも積極的に対応しているファクタリング業者で、必要書類についても柔軟に対応してくれるのが特徴です。通帳がなくても、請求書や納品書、見積書などを組み合わせて審査可能。
- 手数料:0.5%〜(実績に応じて変動)
- 対応スピード:即日〜翌日
- 必要書類:請求書・本人確認書類・補足資料(通帳不要可)
7.ベストファクター
開業直後の個人事業主にも対応!10万円から利用可能。
ベストファクターは、個人事業主や開業間もない人でも使いやすいサービスとして人気。最低買取額が10万円からと少額対応も可能で、書類面も柔軟。通帳の代わりに他の資料を組み合わせれば審査に進めます。
- 手数料:2〜9%
- 対応スピード:最短1時間
- 必要書類:請求書、本人確認資料、補助書類(通帳不要相談可)
8.PMGファクタリング
乗換率98%の高満足度!通帳の代替資料でも対応可能。
PMGは、法人向けの印象が強いですが、実は個人事業主にも対応可能。申込者の状況に応じて、通帳以外の書類を提出すれば審査が通るケースも多く、LINEやチャットで柔軟にやりとりできるのも魅力。
- 手数料:2〜9%
- 対応スピード:最短2時間
- 必要書類:請求書・納品書・確定申告書など(通帳不要可)
9.みんなのファクタリング
AI審査×最短60分入金!通帳なしでの申し込みに柔軟対応。
「みんなのファクタリング」は、AI審査によるスピード対応が魅力。特に、1万円から利用できる少額対応、土日祝も入金可能な体制が、個人事業主に人気の理由。通帳なしでも対応可能な事例が多数あります。
- 手数料:3〜10%
- 対応スピード:最短60分
- 必要書類:請求書・本人確認書類(通帳任意)
10.TRY(トライ)
地方在住の個人事業主でも安心!全国出張対応も可能。
TRYは、地方の個人事業主や中小企業を中心に対応するファクタリング業者。通帳がなくても、書類の組み合わせや面談によって契約に進める柔軟性があります。初回は電話相談で事前に確認できる点も安心です。
- 手数料:要見積り(5%前後が目安)
- 対応スピード:即日〜翌日
- 必要書類:請求書、事業実態のわかる書類
11.日本中小企業金融サポート機構
公的機関に近い安心感!通帳なしでも確定申告書などで代用可能。
この機構は経営革新支援機関として認定されており、信用力のあるファクタリングを提供しています。通帳がない場合でも、確定申告書や納税証明書などで代替可能。税務処理がしっかりしている個人事業主におすすめです。
- 手数料:1.5〜5%
- 対応スピード:即日〜2日
- 必要書類:確定申告書・請求書・本人確認書類(通帳不要可)
12.ビートレーディング
業界大手の安心感!全国5拠点&クラウドサイン対応。
ビートレーディングは、個人事業主にも対応している大手ファクタリング業者です。必要書類は原則3点以内でOK。通帳がなくても、他の資料で実績を補えば審査に進めます。オンライン契約にも対応しており、非対面で完結できるのも利点です。
- 手数料:2〜9%
- 対応スピード:即日〜翌日
- 必要書類:請求書・本人確認書類・納品書など(通帳代替可)
これらのファクタリングサービスは、いずれも通帳なしで申し込み可能または代替書類で対応可能な業者ばかりです。とはいえ、申込内容や売掛先の状況によっては追加書類の提出を求められる場合もあります。
通帳が用意できない個人事業主でも、諦める必要はありません。自分に合ったファクタリング会社を見つけて、賢くスピーディーに資金調達を進めましょう。
参考:ファクタリングで「個人通帳なし」は可能?ペイトナーやフリーナンスは?請求書のみでOK必要書類の少ない優良サービスを解説
通帳なしでファクタリングを利用する際の注意点

通帳なしでも申し込めるファクタリングサービスは増えており、特に個人事業主やフリーランスにとって資金調達の選択肢が広がっています。しかし、「通帳が不要」という言葉に安易に飛びつくのは危険です。実際には、一定の条件や注意点が存在し、内容を理解せずに契約を進めてしまうとトラブルの原因になることもあります。
この章では、通帳なしでファクタリングを利用する際に押さえておくべき3つの重要な注意点について解説します。
初回は通帳が必要になるケースもある
「通帳なしOK」と謳っているファクタリング会社であっても、初回利用時には通帳の提出が求められるケースは珍しくありません。特に、まだ取引実績がない初回申し込み時は、ファクタリング会社側としても「売掛債権の信ぴょう性」や「事業の実在性」を慎重に確認する必要があります。
通帳は以下のような確認材料として非常に重要です。
- 売掛先からの入金履歴があるか
- 継続的な取引が行われているか
- 取引金額の妥当性
そのため、Webサイト上で「通帳不要」と書かれていても、実際の申し込み時には通帳の写しやネットバンキングの明細提出を求められることがあります。「2回目以降は通帳なしでも可」としている業者も多いため、初回だけは通帳の用意が必要と考えておいた方が無難です。
審査なしを謳う業者には要注意
個人事業主の中には、「とにかくすぐに現金が欲しい」という理由で、「審査不要」「即入金保証」などの文言に惹かれてしまう方もいます。しかし、こうした「審査なし」を強調する業者には注意が必要です。
ファクタリングはあくまで「売掛債権の売却」であり、通常は以下の審査項目を経て契約が成立します。
- 売掛債権の実在性確認(請求書や通帳)
- 売掛先の信用調査
- 申込者の事業実態確認
これらの審査が一切ないということは、リスクが非常に高い契約内容になっている可能性があります。たとえば、実態はファクタリングではなく貸金業に近い契約だったり、高額な手数料や違約金が発生する仕組みだったりするケースも。
正規のファクタリング業者であれば、最低限の審査は必ず行うため、「審査なし」とアピールしている業者は非合法な給与ファクタリングや詐欺まがいの業者である可能性があると疑ってかかるべきです。
償還請求権付き契約に注意
ファクタリングは通常、「ノンリコース契約(償還請求権なし)」で行われます。これは、売掛先が支払不能になった場合でも、利用者が責任を問われないという形式です。
しかし、通帳なしなど信用リスクの高い取引の場合、一部のファクタリング会社では「リコース契約(償還請求権あり)」を提示してくることがあります。この契約形態では、万が一売掛先が支払いをしなかった場合、個人事業主が代わりに返金義務を負うため、実質的に「借入」と同様のリスクを背負うことになります。
償還請求権付き契約のリスク
- 売掛先の倒産・未払い時に返済義務が発生
- 債務不履行となれば信用情報に影響する可能性も
- ファクタリングの本来のメリットが失われる
契約前には「償還請求権の有無」を必ず確認し、「ノンリコース」であることが明示されているかをチェックしてください。契約書に専門用語が並ぶ場合は、事前に業者へ質問する、もしくは専門家へ相談することをおすすめします。
通帳なしでファクタリングを利用する際は、「本当に安心できる契約か」を冷静に見極めることが重要です。初回は通帳が必要だったり、審査や契約内容にリスクが潜んでいることもあるため、サービス内容だけでなく契約の中身と企業の信頼性までを総合的に判断しましょう。
参考:ファクタリングは個人通帳なしで利用できる?提出が必要な3つの理由と注意点
個人事業主にとっての最適な選び方

通帳なしでも利用できるファクタリングサービスが増えたことで、個人事業主にとって資金調達の選択肢は広がりを見せています。しかし、数あるファクタリング会社の中から自分に合ったサービスを見つけるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
特に個人事業主は法人と異なり、信用情報や事業実態を客観的に証明しづらいため、「柔軟な審査対応」かつ「安心できる契約内容」かどうかを見極める力が求められます。この章では、通帳なしでも利用できるファクタリング会社を選ぶ際に重視すべき4つのチェックポイントを紹介します。
オンライン完結・即日対応かどうか
個人事業主がファクタリングを検討するタイミングは、多くの場合「急ぎで資金が必要」なときです。そんなときに頼れるのが、オンライン完結型のファクタリングです。申し込みから審査、契約、入金までをすべてWeb上で完了できるサービスなら、時間も手間も最小限で済みます。
通帳なしでの申し込みが可能なファクタリング会社の中には、最短10分〜即日入金に対応している業者もあり、スピード面では銀行融資をはるかに上回ります。
特に以下のような人にはオンライン完結型が最適です。
- 平日は本業で多忙な個人事業主
- 郵送や対面手続きを避けたいフリーランス
- 地方在住で都市部の業者との取引が難しい人
申し込み前に、「Webで完結できるか」「入金までどのくらいの時間がかかるか」を公式サイトでチェックし、急な資金ニーズに対応できる体制が整っているかを見極めましょう。
手数料の上限・下限を比較する
ファクタリングを利用する上で忘れてはならないのが手数料の確認です。特に通帳なしでの申し込みは、ファクタリング会社にとってもリスクが高くなりやすいため、手数料が割高に設定されているケースがあります。
公式サイトでは「手数料○%〜」と下限だけが書かれている場合も多いため、実際にどれくらいの手数料がかかるのか、上限値や平均値も確認しましょう。
比較すべきポイントは以下の通りです。
- 最低手数料と最高手数料の幅
- 審査後に提示される実質手数料
- 手数料以外の諸費用(契約料・振込手数料など)
また、個人事業主の場合は売掛先の規模や信用度によっても手数料が変動します。手数料が安すぎる場合は「償還請求権付き」のリスク契約である可能性もあるため、「ノンリコース型(償還請求権なし)」かどうかも併せて確認することが大切です。
土日や夜間の対応可否
個人事業主やフリーランスの中には、本業が日中の業務であるため、土日祝日や夜間にしか手続きができないという方も少なくありません。そのようなニーズに応えるため、最近では「365日対応」「深夜受付可」といった柔軟な営業時間を設けるファクタリング会社が登場しています。
たとえば、ラボルやQuQuMoのようなAI審査型サービスは、申し込みが深夜や土日であっても即時に自動審査を開始し、最短30分での入金に対応してくれるケースもあります。
チェックポイント
- 公式サイトに「土日祝対応」や「24時間受付」の記載があるか
- 対応時間外に申し込んでも翌営業日扱いになるか
- チャットやLINEでの問い合わせに対応しているか
資金繰りは“今すぐ必要”というタイミングが多いため、柔軟な営業時間をもつ業者を選んでおくと安心です。
少額から利用できるか
個人事業主がファクタリングを利用する場合、必要な金額は必ずしも高額とは限りません。実際には、「今月の運転資金が10万円だけ足りない」といった、数万円〜30万円程度の少額ニーズが多く見られます。
しかし、ファクタリング会社によっては「最低買取額30万円以上」といった制限を設けていることもあるため、少額に対応しているかどうかを事前に確認することが重要です。
たとえば、以下のファクタリング会社は少額利用に対応しています。
- みんなのファクタリング:1万円〜OK
- ペイトナーファクタリング:数万円から利用可能
- labol:1万円〜対応、少額利用でも即日入金
少額ファクタリングに対応している業者は、通帳なしでの申し込みにも柔軟であることが多く、個人事業主にとって非常に相性が良いといえます。
参考:個人通帳なしでもファクタリングは利用可能?必要書類や申請方法を解説
よくある質問|通帳なしファクタリングの疑問を解消

通帳なしでも利用できるファクタリングは個人事業主にとって心強い資金調達手段ですが、初めて利用する方の中には不安や疑問を感じることもあるでしょう。ここでは、よくある質問を4つ取り上げ、通帳なしファクタリングに関する不明点を解消していきます。
Q.本当に通帳なしでも審査は通りますか?
はい、通帳なしでも審査に通る可能性は十分にあります。近年では、AI審査やオンライン完結型のファクタリングが増え、柔軟な対応をしている業者が多くなっています。ただし、通帳の代わりに請求書や納品書、本人確認書類、取引先との契約書などの提出が求められるため、書類の準備が適切であることが審査通過のカギになります。
Q.書類は何点必要ですか?
必要書類はファクタリング会社によって異なりますが、基本的には2〜4点程度が目安です。通帳が提出できない場合は、以下のような組み合わせが一般的です:
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 請求書(売掛債権の証明)
- 開業届や確定申告書(事業の証明)
- 契約書や納品書(取引の証拠)
「書類2点のみでOK」としているサービスもありますが、初回は追加提出を求められることもあるため、余裕を持った準備をおすすめします。
Q.売掛先が個人でも利用できますか?
利用できるケースはありますが、ファクタリング会社によって可否が分かれます。多くのファクタリング業者は、売掛先が法人または個人事業主であることを条件としています。売掛先が完全な「個人(一般消費者)」である場合は、売掛債権と認められない可能性があるため、事前に業者へ確認することが重要です。
Q.初めての利用でも申し込めますか?
もちろん可能です。多くのファクタリング会社は、初回利用の個人事業主にも対応しており、開業直後でも利用可能なサービスもあります。ただし、初回利用時は通帳の提出や、他の証明書類が多く求められる傾向にあるため、できるだけ書類を整えて申し込みましょう。
参考:個人通帳なしでファクタリングは可能?注意点や必要書類が少ない会社6選
通帳なしでも利用できるファクタリングでスピーディーに資金調達を

通帳が手元にない場合でも、個人事業主としてスピーディーに資金調達できる手段として「通帳なし対応のファクタリング」は非常に有効です。請求書や本人確認書類など、必要最低限の書類があれば申し込み可能なサービスが増えており、オンライン完結型・即日対応といった利便性の高い選択肢も充実しています。
もちろん、通帳が不要であっても、審査や契約内容には注意が必要です。信頼できる業者を選び、書類をしっかり準備することで、少額からでも安心して資金繰りをサポートできる手段となるでしょう。
急な資金需要に備えて、ぜひこの記事で紹介したポイントを参考に、自分に合ったファクタリング会社を見つけてください。