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スマホで使える個人事業主におすすめの会計ソフト・アプリ10選!

外出先でも経費管理や帳簿付けをスムーズに行いたい個人事業主にとって、スマホで使える会計ソフトやアプリは強い味方です。パソコンがなくても仕訳入力やレシート撮影、売上管理まで対応できるツールが増えており、忙しい事業主にとって効率化と節税の両面で大きなメリットがあります。

本記事では、スマホ対応で操作性に優れた個人事業主向けの会計ソフト・アプリ10選を厳選し、選び方のポイントや主な機能もあわせてわかりやすく解説します。

スマホで使える会計ソフトとは?基本の仕組みと選ばれる理由

スマホで使える会計ソフトとは?基本の仕組みと選ばれる理由

会計業務は、これまでパソコンでの作業が当たり前でしたが、近年はスマートフォンからでも操作できる会計ソフトが登場し、個人事業主を中心にその需要が急速に高まっています。特にフリーランスや副業をしている方にとって、「いつでも」「どこでも」経理ができるという点は大きな魅力です。

本記事では、個人事業主におすすめのスマホ対応会計ソフトやアプリについて詳しく解説していきますが、まずは基本的な仕組みと選ばれる理由を理解しておきましょう。

会計ソフトとアプリの違い

「会計ソフト」と「会計アプリ」は同じように見えても、実際には機能性や使用環境においていくつかの違いがあります。
会計ソフトとは、本来はパソコンにインストールして利用するソフトウェアを指していましたが、現在ではクラウド型のWebサービスも広く「会計ソフト」と呼ばれるようになっています。一方、会計アプリとは、その名のとおりスマートフォンやタブレットで動作する専用のアプリケーションのことを指します。

スマホで操作する場合、専用の会計アプリが用意されているクラウド型会計ソフトが主流です。たとえば、「マネーフォワードクラウド確定申告」「freee会計」「弥生の白色申告オンライン」などは、PC版ソフトと連携しつつ、スマホアプリで取引の登録やレシートの撮影・経費入力といった操作が可能です。

一方で、完全にスマホアプリのみで完結する軽量型の会計アプリも存在します。代表的なものとしては「Taxnote」や「CalQShare」などがあり、シンプルな機能で日々の帳簿付けに特化しています。

つまり、「会計ソフト」は業務全体を網羅できる総合的なツールであるのに対し、「会計アプリ」はスマホで手軽に入力・確認ができるモバイル特化型という違いがあります。

スマホ対応会計ソフトの種類(クラウド型・インストール型)

スマホで利用できる会計ソフトには大きく分けて「クラウド型」と「インストール型」の2種類があります。

1.クラウド型会計ソフト
クラウド型とは、インターネット上のサーバーにデータを保存・処理する仕組みのソフトです。スマホ・タブレット・PCなど複数の端末から同一アカウントでアクセスできるのが最大の特徴です。

多くの個人事業主が導入している「マネーフォワード」「freee」「弥生オンライン」などはこのクラウド型に該当し、スマホ専用アプリも同時に提供されています。銀行口座・クレジットカードとの連携や、レシートを撮影するだけで自動仕訳されるなど、スマホからでも高機能な経理処理が可能です。

2.インストール型会計ソフト
インストール型は、あらかじめパソコンやデバイスにソフトをダウンロード・インストールして使う従来型の会計ソフトです。古くから存在する「会計王」や「みんなの青色申告」などが該当します。

このタイプはスマホからの操作には基本的に対応していない場合が多く、スマホ操作を前提とする個人事業主には不向きといえるでしょう。ただし、USBやクラウドストレージを通してバックアップやデータ連携を取ることで、限定的にスマホと併用できるケースもあります。

最近では、クラウド型が主流となっており、スマホアプリとの併用を前提に設計された会計ソフトが増えています。そのため、スマホをメイン端末として経理業務を行いたい個人事業主には、断然クラウド型の会計ソフトがおすすめです。

個人事業主がスマホで使うメリットと注意点

個人事業主がスマホで使うメリットと注意点

メリット①:外出先でも経理作業ができる
スマホ対応の会計ソフトなら、通勤中やカフェでの空き時間など、いつでもどこでも会計処理ができます。取引が発生したその場で入力すれば、記帳漏れや領収書の紛失を防げるため、フリーランスや移動が多い個人事業主に最適です。

メリット②:入力の手間を軽減できる
レシートの写真を撮るだけで仕訳が自動化されるなど、アプリならではの機能も充実しています。日々の帳簿付けが簡素化され、手作業によるミスの削減にもつながります。

メリット③:確定申告まで一括で対応できる
青色申告・白色申告の形式に合わせて、申告書類を自動作成できる会計ソフトも多く、スマホでデータを入力するだけで申告書まで一括で作成可能です。マイナンバーカードとe-Taxを使えば、スマホからそのまま電子申告まで行えます。

一方で、以下の注意点もあります。

注意点①:画面サイズや操作性の制限
スマホの小さな画面では、長文の仕訳入力や複雑な帳簿確認がやや不便に感じる場面もあるでしょう。細かな確認作業はPCとの併用を推奨します。

注意点②:一部機能がスマホでは制限される
会計ソフトによっては、スマホアプリでは利用できない機能(例:帳簿レポートの高度なカスタマイズ、従業員の給与計算など)があります。導入前にはスマホアプリの対応機能を確認しておくことが重要です。

注意点③:インターネット環境への依存
クラウド型のスマホ会計ソフトは、基本的にオンラインでの利用が前提です。通信環境が不安定な場所では処理がスムーズに進まない可能性もあるため、オフライン時の仕様確認も忘れずに行いましょう。

参考:スマホで使えるおすすめ会計アプリ3選!仕訳作業や確定申告が簡単に

スマホ対応の会計ソフトを選ぶポイント

スマホ対応の会計ソフトを選ぶポイント

スマホで使える会計ソフトを選ぶ際は、「個人事業主」「会計ソフト」「スマホ」「おすすめ」といった観点で、複数の機能やサービス内容を比較検討することが重要です。とくに最近の会計ソフトは、スマホでも本格的な帳簿付けや確定申告に対応しているものが増えており、自分に合ったツールを選ぶことで経理の効率が大きく変わります。

ここでは、スマホ対応会計ソフトを選ぶ際にチェックすべき代表的なポイントを解説します。

対応OS(iOS・Android)の確認

最初に確認すべきなのは、会計ソフトのスマホアプリが自分のスマートフォンのOSに対応しているかどうかです。会計アプリの中には、iOSのみ対応・Androidのみ対応といった制限があるものも存在します。

たとえば、「マネーフォワードクラウド確定申告」や「freee会計」、「弥生の青色申告オンライン」はiOS・Androidどちらにも対応しており、幅広いユーザーが利用できます。一方で、一部のニッチなアプリはどちらか一方にしか対応していないため注意が必要です。

また、OSのバージョンによっても動作が異なる場合があります。古い端末を使用している方は、事前に推奨環境を公式サイトやアプリストアで確認しましょう。

参考:無料の会計ソフト・アプリの選び方!iPhone・Android対応端末も紹介

確定申告機能の有無(青色・白色対応)

スマホ対応の会計ソフトでもっとも重視すべき機能の一つが、確定申告機能です。とくに「青色申告」と「白色申告」のどちらに対応しているかは、個人事業主にとって大きな選定ポイントになります。

白色申告のみ対応のアプリはシンプルで無料のものが多く、帳簿入力や簡単な収支管理が中心です。一方、青色申告に対応しているソフトは、複式簿記の記帳、決算書の作成、e-Taxでの提出など、より高度な機能が求められます。

「freee会計」や「マネーフォワードクラウド」は、スマホだけで青色申告に必要な書類作成から提出まで対応可能な設計になっており、フリーランスや副業者にも支持されています。

自分がどちらの申告方式を選ぶかに応じて、対応機能の有無を事前に確認することが重要です。

銀行口座・クレジットカードとの連携

銀行口座・クレジットカードとの連携

スマホで会計ソフトを使うなら、銀行口座やクレジットカードとの自動連携機能も外せません。この機能により、入出金データを自動で取得し、仕訳まで自動作成してくれるため、手入力の手間が大幅に削減されます。

「マネーフォワードクラウド」や「freee」は金融機関との連携数が多く、主要な銀行やクレジットカードはもちろん、電子マネーやネットバンクにも対応しています。

連携機能が充実している会計ソフトなら、毎月の記帳作業の自動化が進み、正確性の向上や入力ミスの防止にもつながります。とくに事業用と私用の支払いを分けて管理している個人事業主にとっては、大きなメリットです。

また、アプリ上で入出金の一覧を確認できる機能があると、スマホ一台で経営状況をリアルタイムで把握できるようになります。

コスト(無料/有料プラン)の比較

会計ソフトの導入において、コスト面も無視できません。スマホ対応の会計アプリには、完全無料のものから、月額課金制のクラウド型ソフトまでさまざまなプランがあります。

無料ソフトの特徴
無料で使える「Taxnote」や「CalQShare」は、機能が限定的ながらも帳簿入力に特化しており、簿記初心者や副業レベルの事業者におすすめです。ただし、青色申告には対応していないことが多く、確定申告書の出力機能も非対応の場合が多いため注意が必要です。

有料ソフトの特徴
有料のクラウド型ソフト(例:freee、マネーフォワード、弥生など)は、月額1,000円前後から利用可能で、申告対応・金融機関連携・レポート表示などの高度な機能を備えています。初期費用を抑えたい方は、無料トライアル期間を活用して比較するのもよいでしょう。

また、確定申告シーズンだけ使う「スポット契約」が可能なプランもあり、年間通してのコストを抑えたい方に向いています。

サポート体制・操作性・デザイン

会計ソフトは一度導入すれば毎日使うツールとなるため、サポート体制や操作性、デザインのわかりやすさも非常に重要です。

サポート体制
初心者の個人事業主にとっては、チャットサポート・電話サポートがあるかどうかが安心材料になります。とくにfreeeやマネーフォワードは、有料プランであれば税理士に質問できる機能もあり、初めての確定申告でも心強いです。

操作性・UIデザイン
スマホでの操作は、画面が小さい分だけ情報設計の良し悪しが使い勝手に直結します。メニューが整理されているか、入力画面が直感的か、色の使い方が見やすいかなども確認ポイントです。

無料アプリの中には、広告表示が多かったり、レイアウトが崩れていたりするケースもあるため、レビュー評価なども参考にしましょう。

参考:スマホで使えるおすすめの会計ソフトは?

【2025年版】スマホで使える個人事業主向け会計ソフト・アプリ10選

【2025年版】スマホで使える個人事業主向け会計ソフト・アプリ10選

スマホ対応の会計ソフトは、個人事業主の経理作業や確定申告を大幅に効率化する強力なツールです。ここでは、2025年最新のおすすめ会計ソフト・アプリを厳選し、スマホでの対応状況や機能、ユーザーの評価とともにご紹介します。

マネーフォワードクラウド確定申告

主な機能とスマホ対応状況

マネーフォワードクラウド確定申告は、スマホでも高機能な操作が可能なクラウド型会計ソフトです。レシートの自動読取、銀行・クレジットカードとの自動連携、仕訳のAI補助、自動レポート出力などが揃っており、日々の記帳から確定申告までスマホ一台で完結できます。

スマホアプリ(iOS/Android)も提供されており、帳簿入力・売上確認・レポート出力など基本操作はすべて対応済み。e-Taxへの提出機能も搭載され、マイナンバーカード連携にも対応しています。

料金プランとユーザーの声

プランは「パーソナルライト(月額1,280円)」と「パーソナル(月額1,980円)」があり、いずれも初回30日間の無料体験が可能です。
ユーザーからは「スマホだけで帳簿から申告まで終わった」「インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応していて安心」と高評価が多数見られます。

freee会計

スマホアプリの特徴と対応範囲

freee会計は、「会計知識ゼロでも使える」ことをコンセプトにした個人事業主向けクラウド会計ソフトです。スマホアプリでは、取引の登録、レシートの撮影、経費管理、帳簿の確認まで操作可能。タイムライン形式のUIで、日々の業務が直感的に行えます。

青色・白色申告どちらにも対応しており、e-Tax提出機能も完備。iOS・Androidに対応し、クラウド上でPCと自動同期されるため、自宅と外出先での作業を使い分けたい方にも便利です。

初心者でも使えるポイント

「質問に答えるだけで帳簿が完成」「ガイド付きで申告書を自動作成」など、はじめて確定申告をする人にもやさしい設計がされています。
実際のユーザーからは「簿記知識がなくても進められた」「スマホだけで簡単に収支管理ができる」と好評です。

弥生の白色申告/青色申告オンライン

アプリ対応状況と申告支援機能

弥生シリーズは、業界でもトップクラスの導入実績を誇る信頼の会計ソフトです。スマホアプリでは、仕訳入力・レシート撮影・収支確認に対応。
「やよいの白色申告オンライン」は完全無料で、スマホからでも仕訳と帳簿出力が可能です。「やよいの青色申告オンライン」は月額プランがあり、青色申告特別控除65万円に対応した複式簿記もスマホで扱えます。

利用者の評価

「とにかく安定感がある」「初期設定さえすればスマホでもサクサク操作できる」といった声が多く、特に税理士との連携にも強みがあります。老舗ソフトならではの安心感があり、堅実な選択肢です。

Taxnote

特徴

Taxnoteは、仕訳入力に特化したシンプル設計のスマホ会計アプリです。日々の取引をスワイプ操作で入力できるのが特徴で、スマホ1台で完結する点が評価されています。
複式簿記には対応していませんが、白色申告の帳簿作成には十分な機能を備えており、無料プランでも広告なしで利用できます。

口コミ

「最低限の機能でサクッと使える」「難しい設定が不要で続けやすい」といった声が多く、経理に慣れていない個人事業主や副業初心者から支持されています。

スマホ会計FinFin

特徴

FinFinは、青色申告・白色申告どちらにも対応した個人事業主向けのスマホアプリで、簡単な操作で帳簿付けができるのが強みです。特にインボイス制度や電子帳簿保存法を意識したUI設計が特徴です。

口コミ

「税務署に提出する書類も自動生成できてラク」「スマホで使いやすいけどもう少し機能が増えてほしい」という声が見られます。

CalQShare

特徴

副業会社員向けに設計されたCalQShareは、個人事業主と兼業者が対象の会計アプリです。スマホ完結型で、収支管理・仕訳入力・帳簿出力がスムーズに行えます。

口コミ

「副業収入の管理に最適」「会社にバレずに会計処理できる仕組みがうれしい」と、特に副業利用者からの評価が高いです。

HANJO会計

特徴

飲食店などの店舗運営者向けに特化したスマホ会計アプリです。レジ連携・給与計算・仕入管理なども備えており、売上と経費を一括管理できます。

口コミ

「飲食店経営に合っている」「スタッフのシフト管理もできて便利」といった声が多く、小規模店舗の経営者におすすめです。

KAIKEI会計ソフト

KAIKEI会計ソフト

特徴

クラウド型のKAIKEI会計ソフトは、白色・青色申告のどちらにも対応し、帳簿の自動作成・e-Tax連携にも対応。スマホからの入力機能も安定しており、Web版との併用で利便性が高いです。

口コミ

「インボイス対応済みで安心」「サポートが丁寧」といった安心感のあるレビューが多く、確定申告初心者でも安心して使えます。

aoiro(アオイロ)

特徴

aoiroは、青色申告に特化したスマホ会計アプリで、複式簿記にも対応しています。視覚的にわかりやすいUIと、自動仕訳補助が特徴です。
マイナンバーカード対応で、電子申告も可能。

口コミ

「スマホでも青色申告できる貴重なアプリ」「見た目がシンプルで使いやすい」と好評です。

Paciolist(パチョーリ主義)

特徴

Paciolistは、アプリとしては珍しく仕訳教育的な要素を含んでおり、帳簿初心者でも「学びながら入力できる」ことが特長です。
スマホアプリとしても使いやすく、確定申告に必要な帳簿形式に自動変換が可能。

口コミ

「会計の勉強にもなる」「スマホでここまでできるとは驚き」といった前向きなレビューが目立ちます。

このように、スマホで使える会計ソフト・アプリには、個人事業主のニーズに応えるさまざまな製品が揃っています。帳簿の入力を手軽にしたい方、青色申告に挑戦したい方、それぞれに最適な選択肢があるため、自分の事業スタイルに合った会計ソフトを選ぶことが成功のカギです。

参考:【2025年版】スマホで使えるおすすめの会計アプリ9選を徹底比較!

スマホで確定申告を行う方法と流れ

スマホで確定申告を行う方法と流れ

近年、会計ソフトの進化により、個人事業主でもスマホだけで確定申告を完結させることが可能になってきました。特に、クラウド型の会計ソフトや専用アプリを利用することで、日々の帳簿管理から申告書の作成・提出まで、パソコンを使わずに進められます。

ここでは、スマホで確定申告を行うために必要な準備と、e-Taxやマイナンバーカードを使った提出方法の流れについて詳しく解説します。

必要な準備と書類

スマホで確定申告を行うためには、事前にいくつかの準備が必要です。とくに青色申告を希望する個人事業主は、制度上の要件を満たす必要があるため、しっかりとした準備をしておきましょう。

1.会計ソフトやアプリの導入
まずは、スマホで申告書作成に対応している会計ソフトを用意しましょう。「マネーフォワードクラウド確定申告」「freee会計」「やよいの青色申告オンライン」などは、スマホアプリから確定申告書の作成が可能です。

2.必要書類の準備
確定申告に必要な代表的な書類は以下の通りです。

  • 売上や経費の明細(帳簿)
  • 給与所得がある場合は源泉徴収票
  • 控除証明書(国民年金、生命保険、医療費控除など)
  • 青色申告決算書(青色申告の場合)
  • マイナンバーカード

これらの書類は、スマホのカメラで撮影して取り込んだり、PDFで添付したりできる場合もあるため、早めにスキャン・保存しておくとスムーズです。

3.マイナンバーカードの取得と初期設定
電子申告(e-Tax)を行う場合、マイナンバーカードとカードリーダー(またはスマホのNFC機能)が必要になります。iPhoneやAndroidの一部機種では、マイナンバーカードの読み取りに対応しています。

e-Taxとの連携と提出の流れ

スマホから確定申告書を提出するには、e-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用する必要があります。以下のステップで進めていきましょう。

ステップ1:会計アプリで申告書を作成
日々の収支を記帳した後、アプリ内のガイドに従って「確定申告書(第一表・第二表)」や「青色申告決算書」を自動作成します。
多くのアプリでは、スマホ画面に従って必要な情報を入力するだけで、申告書類が完成するようになっています。

ステップ2:マイナンバーカードを使ってe-Taxにログイン
e-Taxにアクセスし、スマホでマイナンバーカードを読み取ることで本人認証を行います。スマホ用のe-Taxサイト(スマートフォン専用画面)では、QRコードやマイナポータル連携を活用することで、PCがなくても認証が可能です。

ステップ3:作成した申告書データをe-Taxへ送信
会計ソフトから「e-Tax用データ」として出力されたファイルを読み込み、e-Taxサイト上で提出を完了させます。freeeやマネーフォワードなどでは、アプリからe-Taxに直接データ送信できる機能も用意されています。

ステップ4:送信後の控えを保存
送信が完了すると、受付番号や申告内容の控え(PDF)が発行されます。スマホ内に保存し、必要に応じて印刷・バックアップしておきましょう。

マイナポータルやマイナンバーカードの活用

スマホでの確定申告をよりスムーズに行うには、マイナンバーカードとマイナポータルを活用するのがおすすめです。

マイナポータル連携のメリット
マイナポータルと連携することで、国民年金や保険料控除、ふるさと納税などの情報が自動で取り込まれるようになります。これにより、手入力のミスを防ぎ、控除漏れも減らせます。

たとえば、次のような情報が取得可能です。

  • 医療費控除情報(対応病院の履歴)
  • 生命保険・地震保険の控除証明書情報
  • 寄附金控除(ふるさと納税)の証明データ

スマホでのマイナンバーカード読み取り対応機種
iPhone7以降やNFC搭載のAndroid端末であれば、マイナポータルアプリを使用してマイナンバーカードの読み取りが可能です。会計アプリやe-Taxアプリと連携させることで、本人確認やデータ取り込みがスムーズに行えます。

e-Taxとマイナポータルの連携方法

  • ステップ1:マイナポータルアプリをスマホにインストール
  • ステップ2:e-Taxのログイン画面で「マイナポータル連携ログイン」を選択
  • ステップ3:指示に従ってマイナンバーカードを読み取り、認証完了
  • ステップ4:自動取得された控除証明データを会計アプリに反映

この連携により、スマホだけでの申告精度が大幅に向上し、書類の収集や手入力の負担を軽減できます。

参考:無料で使えるおすすめ会計アプリ7選|iPhone・Androidの対応端末についても解説

スマホ会計ソフトに関するよくある質問

スマホ会計ソフトに関するよくある質問

Q.スマホアプリだけで確定申告まで完了できる?

はい、近年ではスマホアプリだけで確定申告まで完結できる会計ソフトが増えています。代表的なものに「freee会計」や「マネーフォワードクラウド確定申告」などがあり、帳簿入力・決算書作成・申告書出力・e-Taxへの提出まで、すべてスマホアプリ上で操作可能です。

ただし、提出形式や申告内容によっては一部操作にPCを推奨している場合もあります。たとえば、複雑な減価償却の設定や前年データの引き継ぎなどはPC画面のほうが操作しやすいこともあるため、事前にアプリの対応範囲を確認しておくと安心です。

Q.会計ソフトの費用は経費にできる?

はい、会計ソフトの利用料は「事業に必要な費用」として経費計上が可能です。たとえば、月額課金のクラウド型会計ソフトであれば「支払手数料」や「消耗品費」などの勘定科目で処理されます。

会計アプリの購入費や年間サブスクリプション料金も同様です。ただし、プライベート利用が混在している場合は、事業割合に応じて按分処理が必要になる点に注意しましょう。

Q.パソコンなしでも青色申告できる?

はい、パソコンがなくてもスマホだけで青色申告は可能です。実際に「やよいの青色申告オンライン」「freee会計」「マネーフォワードクラウド」などは、スマホアプリで複式簿記の帳簿作成から青色申告書の作成・提出まで一括対応しています。

ただし、青色申告特別控除(65万円)を受けるには複式簿記と電子申告が必須です。そのため、スマホでもe-Taxに対応していること、マイナンバーカードを使った認証が可能な端末であることが条件になります。

Q.無料プランと有料プランの違いは?

無料プランの多くは、記帳機能に特化しており、主に「白色申告」向けのシンプルな仕様です。仕訳帳や収支帳の作成がメインで、申告書の出力やe-Tax連携といった高度な機能は制限されているケースが多く見られます。

一方、有料プランでは次のような機能が含まれます:

  • 青色申告に必要な決算書の自動作成
  • e-Taxとの直接連携による申告提出
  • 金融機関との自動連携
  • レポート機能(損益管理・収支推移など)
  • サポート窓口(チャット・電話・メール対応)

事業規模や確定申告の内容に応じて、自分に合ったプランを選ぶのがポイントです。特に初年度は、無料体験期間を活用して複数のソフトを試すのも有効です。

参考:スマホアプリで使える会計ソフト【比較一覧】個人事業主におすすめの帳簿アプリ

スマホで使える会計ソフトで確定申告をもっと手軽に

まとめ:スマホで使える会計ソフトで確定申告をもっと手軽に

個人事業主にとって、会計ソフトをスマホで使えるようにすることは、経理や確定申告の負担を大幅に軽減する効果があります。帳簿付け・経費登録・収支管理をスキマ時間にスマホで済ませられるため、事務作業にかかる時間を最小限に抑えられます。

青色申告や電子申告にも対応したスマホ会計ソフトも充実しており、パソコンが手元になくても申告作業を完了できる時代です。まずは自分に合った会計アプリを選び、無料プランやトライアルから試してみるのがおすすめです。